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わげんせ わげんせVol.9(2019年夏号)発行 「海を渡ったほとけさま~国境の島の信仰」

2019年07月09日

わげんせVol.9表紙

わげんせVol.9(2019年夏号)を7月8日に発行いたしました。
今回の特集は「海を渡ったほとけさま~国境の島の信仰」として、対馬を取材しました。

九州と朝鮮半島の中間に位置する対馬は、古くから貿易の中継地点としての役割を担い、仏教伝来にも大きく関わっていました。

今号では、「国境の島」と呼ばれる対馬の信仰や文化について紹介しています。

◎神様と呼ばれる対馬の渡来仏
黒瀬観音堂の渡来仏
対馬の仏教を象徴する一つが「渡来仏」です。
朝鮮半島で造られた仏像が対馬には多数存在し、中には「神さま」として祀られている仏像もあります。
対馬市美津島町にある黒瀬観音堂には2体の渡来仏が祀られています。どういう経緯で黒瀬地区にたどり着いたのかは明らかにされていませんが、地元の人たちは「男神さま」「女神さま」として信仰していました。

◎隣国との友好関係から生まれた対馬の信仰
円通寺米田住職
中世以降、対馬を支配した宗氏の菩提寺となった円通寺の本堂には3体の仏像が並んでいます。
1体は京都で造られたもの。1体は対馬の仏師によるもの。残る1体が渡来仏で、この渡来仏がご本尊として祀られています。
なぜ渡来仏が本尊なのか?
その背景や朝鮮半島との友好関係、対馬の信仰心について、円通寺の米田住職にお聞きしました。

◎対馬の風土が生んだ信仰と伝承
対馬には独自の信仰も生まれました。
「天道信仰」は、古来の太陽信仰、穀霊崇拝、山岳信仰などの原始信仰に仏教的な要素が加わって神仏習合の形態となったと考えられています。
天道信仰のご神体である龍良山には、「オソロシドコロ」と呼ばれ、地元の人も足を踏み入れることをためらう場所、八丁郭があります。この八丁郭には、天道法師の墓と伝えられる石積みの塔があり、天道信仰の聖地とされています。
今回、地元のガイドさんに案内をしてもらい、聖地・八丁郭を訪ねました。

八丁郭

◎仏教、そして日本の信仰の要所として
対馬には「日本最古の寺」といわれる梅林寺があります。梅林寺がそう呼ばれる理由や対馬に渡来仏が多い理由、対馬の仏教や歴史的背景について、対馬で郷土史本などを出版する交隣舎出版企画の代表・永留史彦さんに話を聴きました。

金田城から見る海岸線

国境の島と呼ばれる対馬の信仰と文化の歴史をお楽しみ下さい。

わげんせVol.9 2019年夏号の内容
【特集】
「海を渡ったほとけさま~国境の島の信仰~」

【連載】
・仏事マスターへの道
・人生と遺品/吉田太一
・浮世のならい/中村桂
・ジャータカfor kids
・ひろみの仏像探訪記/田中ひろみ

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